入れ歯症例集
山下院長の入れ歯治療の症例です。
山下院長の入れ歯治療の症例です。
他院様で自由診療で製作された総入れ歯(金属床義歯)の方ですが、下の入れ歯が動いてお食事が殆ど出来ないといった状態でした。下顎の骨が非常に大きく減ってしまっており、非常に難易度が高い症例でした。吸着入れ歯にするために入れ歯の形を模索し、調整いたしました。BPS総義歯治療により、最終的には「友達に入れ歯とわからないと言われた」「お漬物でも何でもおいしく食べられる」と言っていただける良い入れ歯が完成しました。保険適用外の材料を使用するだけでは、良い入れ歯が出来ません。必要なのは、まずは入れ歯治療に対する技術であり、材料を使いこなすだけの精度を出せることが大切です。
下が元々総入れ歯で、上の前歯がブリッジでしたが、上の歯が歯周病により自然と取れてしまい、来院されたときは歯が抜けた穴に抜けた歯をご自身で差し込んでいる状態でした。お口をあけると取れてしまうため、お口を開くことが出来ない状態でした。BPS総義歯治療により、見た目に美しく機能的に治療いたしました。
10年前に500万円かけてAll on 4 インプラント治療を受けたのに、上顎のインプラントがまるごと取れてしまい、入れ歯で治療をして欲しいとのことで受診されました。インプラント周囲炎により、上顎全てのインプラントの周りの骨が溶けてしまい、支えがなくなって外れてしまった状態です。ひどいインプラント周囲炎によるインプラント脱落後は、骨がなくなってしまっており、再度インプラントを入れるには難しい状況になります。また、総入れ歯をするにしても骨が少なく歯ぐきがぶよぶよに治癒するため、難易度が高くなります。
この症例の場合は、下のインプラントは無事だったので、そのまま利用して上の入れ歯治療のみをご希望されました。下のインプラントのかみ合わせの面が水平的にゆがんでいたため、それにあわせて上の入れ歯を安定させるための噛み合わせの設定を行う必要があり、難易度が高いケースでした。幸い筋肉や顎関節が健康的だったため、無事にしっかり良くかめる入れ歯を製作することが出来ました。
歯がぐらぐらで噛めないということで来院されました。全体的に重度の歯周病で、総入れ歯は避けられない状態でした。
最初の状態は、歯がぐらぐら過ぎて、単純な型取りすら非常に難易度が高い状態でした。全ての歯を抜歯させていただき、仮の入れ歯を2つ製作してから、3段階で入れ歯を製作いたしました。幸い顎の関節はしっかりしておられたため、上下共にしっかり吸着し、美しくしっかり噛める入れ歯を作ることが出来ました。
歯がすぐ取れる、歯がぐらぐらする、かむと痛いということで来院されました。(初診時の口腔内写真は撮影していません。)
状態としては、上顎のかぶせが取れては接着剤で戻すというその場しのぎの治療を受けておられ、その結果むし歯が深くなりすぎておりました。また、下顎の歯は過去の根管治療の失敗により、大きな病巣が出来ており、歯がぐらぐらになっていました。それぞれ保存不可であったため、抜歯させていただきまして、上顎が総入れ歯、下顎が部分入れ歯という形で最終的な治療を行いました。お口が小さな方で、大きな入れ歯に抵抗感があったため、最終的な入れ歯は少しでも薄くなるように金属プレートのオプションを行っています。下顎は予算の都合上、古いかぶせはそのままにし、入れ歯は右側だけ針金が見える構造になってしまいましたが、予算の範囲内で出来る限り良い治療を提供させていただきました。
歯が歯周病でなくなってしまったので、入れ歯を作ってほしいとのことで来院されました。
入れ歯を今まで全く使用されていない方で、入れ歯に対する適応力が試される症例でしたが、患者様ご自身の努力もあり、しっかりお食事できる状態まで治療出来ました。顎の関節が元気で噛む力が非常に強い方のため、入れ歯が壊れないように上下とも金属プレートによる補強のオプションを入れさせていただいています。
入れ歯がすぐ外れて物が噛めないとのことで来院されました。全く合っていない総入れ歯でした。吸着入れ歯を製作し、問題を解決いたしました。患者さんから上顎の入れ歯の吸着動画について問い合わせがありましたので、今回は上下ともに吸着させている動画を撮影しています。
20年以上前に作った入れ歯があわなくなったので新しく作ってほしいとの事でした。
機能的に満足していただける上下ともしっかり吸着する入れ歯を製作いたしました。
他院で部分入れ歯を製作したけれども全くあわないということで来院されました。
全ての歯が重度の歯周病でぐらぐらになっており、保存不可能でしたので抜歯させていただきまして、治療用入れ歯にてまずは歯ぐきの形を整えました。3ヶ月程、歯ぐきの治癒期間を待つことと、かみ合わせのリハビリを行った後、BPS吸着総入れ歯を製作いたしました。上下入れ歯ともに問題なく歯ぐきに吸着し、食べやすさも見た目にも大きく改善されております。エスティック加工により、歯ぐきがより自然に表現されています。まさに、オーダーメイドのBPS吸着総入れ歯だからこそ到達できる治療結果です。
残っている全ての歯がぐらぐらでお食事に困り、見た目にもお悩みの患者様が来院されました。
全ての歯が保存不可能でしたので、抜歯させていただきまして、BPS吸着総入れ歯にて治療を行いました。上下入れ歯ともに歯ぐきにぴたりと吸着し、食べやすさも見た目にも大きく改善されました。当院のBPS総入れ歯の大きな特徴のひとつである歯ぐきのエステティック加工は、まさに入れ歯とはわからない歯ぐきの立体感を表現できます。
下の入れ歯の針金が会話しているときに見えるのが気になるとのことでした。見た目と性能を兼ねそろえた金属床義歯のクラスプエステティック加工にて治療いたしました。
失った歯の数が多いと、一般的な針金のない入れ歯(ノンクラスプデンチャー)により治療すると、残った歯へのダメージが大きい・入れ歯がすぐ壊れるなど、問題点が多いです。見た目だけではなく、義歯自体の性能が高く、審美的にも優れた入れ歯が当院のお勧めです。
右下の奥歯1本を補ってほしいということで来院されました。一番奥の歯が小さなつめものがあるだけのほとんど健康な歯でしたので、大きく歯を削るブリッジ治療は避けたほうがよいということと、身体的な負担やリスクの大きいインプラント処置を避けるために、歯を守るための部分入れ歯を提案させていただきました。
右下の前から4番目と5番目の歯には古いかぶせ物が入っていましたので、入れ歯の構造を安定させるための仕掛けを組み込んだ特注のメタルボンドクラウンを製作しました。むし歯や歯周病に対して有利になるように、かぶせと歯の根っこの境界はあえて歯ぐきより上に設定しております。
右下6番は大臼歯と呼ばれる最も大きな歯であり、噛むときにとても大きな力がかかるため、力の分散のために金具を4本の歯にかけています。
また、舌側を0.5mmの極薄の金属プレートで覆うことにより、装着の違和感はほとんどない状態まで抑えています。
この症例は、徹底的に歯を削る量を減らし、またむし歯や歯周病に対して抵抗できるように健康に対して最も配慮した形のゴールを設定いたしました。
入れ歯というと悪いイメージを持たれる方が多いかもしれませんが、正しい医学知識・技術を持って徹底的に設計に拘ればとてもよい治療ができます。
上顎の一番前の左右2本の歯が欠損している症例です。下顎前歯部にブリッジが入っていますが、そのときの歯を沢山削ってしまったことを後悔されており、入れ歯での治療を望まれました。最初は保険の入れ歯で治療しましたが針金が目立つということで、ノンクラスプデンチャーにより治療致しました。健康な歯を大きく削ることなく、機能的にも審美的にも満足されています。