大阪の山下歯科。適切な材料選択について。

美容歯科・セラミック治療 後遺症外来

適切な材料選択

患者さんごとに適した材料があります。

患者さんの歯の状態により、適した材料は変わります。

見た目をきれいにするために、何でも同じセラミックの材料を使って治療すればいいという風な単純な話ではありません。患者さんの歯の状態により、適切な治療法や材料は当然変わってきます。治療法や材料の選択は、非常に大切です。

患者さんの歯の状態は様々です。

患者さんの歯の状態は様々です。例えば、以下のようなことを考慮して、治療法・材料の選択をしていきます。その上で、患者さんそれぞれの考え方を取り入れて、最終決定します。治療法・材料の選択は非常に難しいので、担当医にご相談下さい。

  • むし歯の状態
  • 歯周病の状態
  • 神経の有無
  • かみ合わせ
  • 治療する歯の本数
  • 周りの歯の色
  • 歯のすり減り具合
  • 残っている歯の数
  • 単冠かブリッジか
  • インプラント・入れ歯の有無
  • 金属アレルギーの有無

例)前歯は見た目重視で治療する。

前歯は良く目立つ場所なので、見た目重視で治療したいという方が多くなります。見た目で優れるとなると、変色しづらく透明感のあるオールセラミック系の材料によるクラウンが有利です。

例)セラミックにも種類が沢山あります。

単純にセラミックと言っても、色々な種類があります。陶器系セラミック・ガラス系セラミック・ジルコニアなど、様々です。それぞれに特徴がありますので、状況によって適切な材料は変わります。

例)歯がすり減っている場合は、柔らかい素材の方が良い。

噛む癖などにより、歯がすり減ってしまっている方の場合、歯の表面の硬いエナメル質が削れてしまい柔らかい象牙質が露出してしまっている場合があります。そういった歯の相手に噛ませるには、硬いセラミックより少し柔らかいハイブリッドセラミックやゴールドを使用することが良い場合もあります。何でも硬くて頑丈な材料が良いということではありません。

例)入れ歯の金具をかける歯はフレーム部分に金属を入れる方が良い。

部分入れ歯の金具を引っかける歯に関しては、金具を受ける部分(見えない部分)は金属にして補強した方が良いです。