大阪市の山下歯科。抜髄と感染根管治療について。

部分入れ歯

歯生え薬の間違った認識

そう簡単に歯は生えてきませんので、これからも歯を大事にしてください。

歯生え薬の研究が進んでいますが、むし歯や歯周病で失った歯は生えてきません。

最近、メディアで歯が生える薬の治験などについて、話題になることがありますので、当院でも患者さんに内容をきかれることがあります。端的に言えば、むし歯や歯周病で失った歯は生えてきません。それが実現できるとしても何十年も先のことでしょう。そんな夢のような話は、直近では実現する可能性はゼロなので、期待せずに、今ある歯を大事になさってください。

歯生え薬の適応症

生まれつき、歯が生えて着ていない・歯が足りていない方が対象です。歯の元になる歯胚というものが顎の中にある状態で、そこに対して薬剤で歯が生えてくることを誘導するということが、現段階の研究となっています。

歯胚がない(歯がちゃんと生えている)状態から、薬で歯を生やすことは、現段階の研究の対象にもなっていません。

何もない所から歯をはやす困難さ

まずは骨の中に歯胚がないと話にならないので、歯胚を作れるようにならなければいけません。歯胚を作る言っても、適切な位置に適切な形(奥歯の位置に前歯作ってもいけないし、周りの歯とかみ合わせられる適切な形である必要がある。)で作らなければいけないので、歯胚なら何でもよいということにはなりません。

元々ある歯胚が何らかによって邪魔されて生えてこなかったのを生えるように誘導するのと、無から歯を作り出すのとはわけが違うのはお分かりいただけると思います。

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