インプラントのメーカーについて。
色々なインプラントのメーカーがありますが、入れ歯治療を行う上でのメンテナンスのしやすさについて、説明していきます。インプラントをメインで行っている歯科医師は、入れ歯治療をあまり行わないことが多いと思われます。入れ歯専門で治療を行っている歯科医師からのインプラントの長期予後という視点は珍しいと思います。
どこのインプラントのメーカーなら後々メンテナンスしやすいか。
色々なインプラントのメーカーがありますが、入れ歯治療を行う上でのメンテナンスのしやすさについて、説明していきます。インプラントをメインで行っている歯科医師は、入れ歯治療をあまり行わないことが多いと思われます。入れ歯専門で治療を行っている歯科医師からのインプラントの長期予後という視点は珍しいと思います。
二大インプラントメーカーは、ストローマンとノーベルバイオケアですが、この2社のインプラントは、メンテンナンスしやすい印象です。患者さんがどこのメーカーか覚えていなくても、レントゲン像での特定がしやすかったり、ネジの構造が単なる六角ではない特殊タイプだったり、割と簡単にメーカーの特定が出来ます。メーカーの特定後もの製品の特定も比較的わかりやすいです。埋入した歯科医師以外のメンテナンスが必要な時に、メーカーと製品の特定のしやすさは非常に大事です。古いインプラントでも、この2社のものであれば、フォローできる場合が多いです。
マイナーなインプラントはメーカーの特定自体が困難で、場合によってはメーカー不明でメンテナンス不能で終わることもあります。
インプラント体の破損でなければ、インプラントの上のかぶせものの作り変えはどうにかなることが多いです。メーカーと製品がわかれば、かなりの精度で再製作は可能です。もし、メーカー不明でも、何とかなることが多いです。
そもそも、インプラントにつける入れ歯用のアタッチメントは、メーカーがバーツを作っていなければ使用できません。もし、最終的に総入れ歯になったときのことを考えれば、ロケーターアタッチメントというパーツが使えるストローマンはやはり良いと考えられます。磁性アタッチメントのパーツがあるインプラントも少なく、ストローマン・ノーベルバイオケア(ブローネマルク・リプレイス)・アストラテックといったメジャーなメーカーは確実にありますが、その他のメーカーはそれぞれ調べないとわかりません。磁性アタッチメントも優れたアタッチメントなので、入れ歯に移行するときに利用できれば良いです。
Oリングアタッチメントというパーツがあるメーカーとなると増えてきますが、Oリングアタッチメントは入れ歯の着脱方向に平行にインプラントが入っていないといけないため、かぶせものを付けていたインプラントにOリングアタッチメントをつけても、方向があわなければ使えない(基本的には合わないと思った方が良いです)ので、微妙だと思います。Oリングアタッチメント自体は優れたアタッチメントなのですが、天然の歯に付ける際はオーダーメイドで軸の方向を操作できるので、インプラント特有の問題です。