大阪市都島区の大阪精密入れ歯治療室。かみ合わせの高さについて。

BPS義歯治療の流れ

かみ合わせの高さ

上の顎と下の顎の位置関係について。

かみ合わせの高さについて。

かみ合わせの高さとは、上の顎の骨と下の顎の骨の位置関係(近いか、遠いか)のことです。上下の顎の骨の位置関係が近ければかみ合わせが低い、遠ければかみ合わせが高いと表現します。

顎の関節は、色んな方向に良く動きます。全身の関節の中で、トップクラスに色んな方向へ動きます。もし、歯を失っていき、上下の歯が当たらない状態になっていると、顎の関節が自由に動きすぎて、元々歯があったときにどのあたりの位置関係だったのか、ご自身でもよくわからないということになってしまいます。例えば、上の歯が全てなくなってしまい、下の歯が残っている状態だと、下の歯が上の歯ぐきにあたる所までかめてしまいます

また、歯がまだそれなりに沢山残っていたとしても、歯のすり減りや治療したときのかぶせものの不適合により、本来あるべきかみ合わせの高さ(顎が楽な高さ)より低くなってしまっていることもあります。

入れ歯を作るにあたり、適切なかみ合わせの高さを調べて、入れ歯を製作する必要があります。

かみ合わせの高さが合っていない時の症状

かみ合わせの高さがあっていない時には、以下のような症状が出ることが多いです。どちらかと言えば、人間はかみ合わせが高いときより、低いときの方が許容しやすい性質があります(歯がすり減っていく関係上)ので、どちらかと言えば、低くなってしまっていることが多いです。

かみ合わせの高さが低いとき。

  • かみにくい
  • 口の中が狭い
  • 発音しにくい。
  • が動かしづらい。
  • お口の周りのしわが増える。
  • 受け口に見える。
  • 口角がよくただれる。

かみ合わせの高さが高いとき。

  • かみにくい
  • 深くかみこみたいのにかめない。
  • 顎が疲れる
  • 唇が閉じにくい
  • お顔が伸びてしまう。(ものをほおばった感じ)

かみ合わせの高さの調べ方

当院では、ゴシックアーチ検査という上下の顎の位置関係と下顎の動かし方を調べる検査を行っています。ゴシックアーチ検査は、上下の顎の位置関係を約0,5mm単位で上下させて適切な顎の関係を調べていきます。

一般的なろう堤を利用する方法では、かみ合わせの高さを適切に設定することは不可能です。

適切な高さかどうかについては、ご自身での色々なかみ合わせの高さでの比較をします。ゴシックアーチ検査以外では、容易に高さ変更が出来ないため、比較が難しいです。また、お顔のバランスやしわやくぼみのの入り方など色々なことを参考に総合的に決めていきます。例えば、かみ合わせが高い方がお口元のしわが伸びて、美しく見えたとしても、顎の感覚として違和感が強ければ、やはり高すぎるといった風に、総合的に決めていきます。

ご自身の歯同士でかみ合っているときの高さの変更

歯はお食事したり、歯ぎしりなどすることですり減っていきます。削れた歯が再生することはないので、すり減っていくことでかみ合わせの高さは下がる一方です。そして、人体はある程度、する減ってかみ合わせが下がることに関しては順応します。歯がすり減って順応している所から、すり減る前のかみ合わせの高さに戻すと、場合によっては違和感が増えてしまうこともあります。総入れ歯などの時は、高さ変更は割と受け入れられやすいですが、歯が残っていて、かみ合わせがあるときは要注意です。

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