顎の関節の動きの検査(コンディュログラフ)
顎の関節の動きを調べて、その動きに調和したかぶせものや入れ歯を製作します。
顎の関節の動きと調和した歯並びにして、歯を長持ちさせます。
顎の関節の動きを調べる検査(コンデュログラフ)を当院では行っています。通常、かぶせものや入れ歯を製作するときは、顎の関節の動きは色々な型の平均値を使用することがほとんどです。
しかし、平均値はあくまで平均値でしかなく、皆さんそれぞれ顎の関節の動かし方は違っていて当然です。
当院では、顎の関節の動きををコンデュログラフにより数値化し、そのデータを元に患者さんそれぞれオーダーメイドでかぶせものや入れ歯の歯並びを計算して作り上げていきます。
そのことにより、顎の関節のストレスを減らし、歯やかぶせもの・入れ歯を長持ちしやすくします。
コンデュログラフとは?
上顎の骨と下顎の骨は、顎関節という関節によってつながっています。食事をするときに、下顎を色々な方向へ動かす(食べ物をかみ切ったり、すりつぶしたり)ために、顎関節は他の関節と比べて、色々な方向へ動かせるような構造になっています。そして、顎の関節の動き(上顎に対する下顎の動き)の動かし方を調べるのがコンデュログラフです。左のグラフのように、左右の顎の関節において、顎の動きを正面・真横・上から見てどのように動くかを計測します。
コンデュログラフをどう生かすのか?

患者さんの歯の模型を上下セットにして、かみ合わせさせる装置に咬合器というものがあります。咬合器は、人間の顎の関節をシミュレートして、診断や、かぶせものや入れ歯を製作するときに使用しますが、普通は顎の関節の動きのデータを色々な方の平均値をしようします。これを平均値咬合器といいます。
当院では、コンデュログラフで計測したデータを咬合器に落とし込むシステム(キャディアックス・リファレンス咬合器)を利用しております。 こういったシステムを調節咬合器といいます。(キャディアックス・リファレンス咬合器はその中でもかなり複雑なものです)
左図のように、咬合器のパーツを患者さんごとにカスタムで交換し、可能な限り患者さんの実際の顎の動きを再現していきます。
顎の関節と歯ぎしり
顎の関節と歯並びの調和しているかどうかが、歯ぎしりの質に関わっているという説があります。歯ぎしりは、人間が感じたストレスを発散するために、夜間ギリギリしているもので、生きていく上で必要なものであり、95%の人が行っているという研究があります。歯ぎしりは歯には負担ですが、歯を犠牲にして胃腸へのストレスを減らしているとも考えられます。
顎の関節の動きと歯並びが調和していれば、歯ぎしりするときにスムーズに顎を動かすことが出来、理想的なストレス解消を行うことが出来ます。しかし、顎の関節と歯並びが調和していなければ、思うように歯ぎしりが出来ず(例えば、歯ぎしりしようと動かしたら、歯に引っかかってしまうなど)余計にストレスがたまり、歯ぎしりの量が増えてしまう恐れがあります。歯ぎしりが増えると、当然、歯へのダメージとなってしまいます。例えば、歯が割れたり、歯周病が進んだり、顎が痛くなったりなど、色々な病気になってしまいます。
歯並びと顎関節の動きを出来るだけ調和させ、歯ぎしりによる歯のダメージを出来るだけ少なくするように治療を行っていきます。