大阪市の山下歯科。狭窄根管について。

入れ歯とインプラントの比較

狭窄根管

細くなってしまった根管について、説明いたします。

狭窄根管とは。

歯の神経の組織が入っている根っこの管のことを根管と言います。根管の中には、元々歯髄(所謂歯の神経)が入っています。狭窄根管とは、何らかの原因により、歯髄が石灰化して細くなっていき、治療用の器具が入りにくい状況になっていることです。むし歯により歯髄が刺激を受けると、防御反応で歯髄が象牙質を作ったり、石灰化したりしてきます。未治療で深いむし歯を放置したときに狭窄根管になりやすいです。

狭窄根管の治療例1

狭窄根管1

左のX線写真の右から2番目の歯は、どこに根管があるか全くわからないような状況です。右のX線写真では、根管を探して歯を削りすぎないように最低限に削って消毒し、最終的なX線に白く写る材料を根管内に入れた状態です。根っこの管は3本見つかりました。

狭窄根管の治療例2

狭窄根管2

例1と同様ですが、左のX線写真の右から2番目の歯は、どこに根管があるか全くわからないような状況です。右のX線写真では、根管を探して歯を削りすぎないように最低限に削って消毒し、最終的なX線に白く写る材料を根管内に入れた状態です。根っこの管は3本見つかりました。

細い根管の探し方・拡大の仕方

Kファイル基本的には、マイクロスコープを使用して、細い管を探していきます。細い管は、やみくもに探しても見つかりにくいので、どの辺に管がありそうか歯の種類や形から予想して、根気よく探していきます。

Kファイルという根管内を形成する針のような器具を使用しますが、根管が細い上に曲がっていると、すぐにKファイルの刃が伸びてしまい、何本も使って少しずつ拡大していきます。

左の写真に写っているのは細いKファイル(6番・8番・10番)ですが、1本の根管を拡大するのに全て使用しました。狭窄根管を拡大するには、場合によってはとても手間暇がかかってしまいます。ある程度拡大したら、ニッケルチタンファイルという器具できれいに形成します。

狭窄根管にKファイルが入らなかったとき

狭窄根管の場合、Kファイルが入らないことがあります。その場合、歯の治療を諦めないといけないのかというとそうではなく、例えば外科的歯内療法によって治療できる可能性があります。