大阪市の山下歯科。根の病気の治る経過について。

入れ歯とインプラントの比較

根の病気の治る経過

根の病気と症状tと治るまでの経過について説明します。

根の病気は、根管治療してすぐに治るわけではありません。

根の病気は、歯の根っこの管(根管)の中に細菌感染が起こり、細菌が骨や歯ぐきへと進入して炎症を起こすことによります。根管治療は、細菌感染した根管内をきれいにすることで、歯の周りで起こっている炎症を落ち着かせる治療法です。

根の病気の原因は根管内の細菌ですが、炎症が起こっているのは骨や歯茎です。そして、根管治療は、炎症の原因を取り除きますが、炎症を起こした組織の炎症を抑えるのは、体の免疫力によります。疲れていたり、体調を崩していれば免疫がよく働かずに治りは悪くなるし、元気であれば、治りが早いということは当然あります。

レントゲンでわかるのは、最速で3か月程度です。

根っこの病気は、骨の中で炎症を起こして、炎症性の組織が増殖し、それに伴って骨が破壊されます。骨が破壊されているため、レントゲンで黒い影として写ります。この黒い影がなくなってくるということは、骨が再生して出来上がってきているということで、それはそんなにすぐに再生するものではありません。レントゲンで確認できるレベルまで再生するのは、最低3か月程度かかると言われています。

治る過程で症状が一旦ぶり返すこともあります。

炎症は病気を治すために起こっていることであり、病巣を治す過程で炎症がぶり返すこともあります。処置後、しばらくして一旦症状がぶり返しても、慌てずに待つことも必要です。

当院での経過観察では、症状が落ち着いてくるまでに1年くらいかかる場合もあります。

当院は、処置後、治ってくるかどうかの経過を診ておりますが、3か月後の経過観察で症状がひいていなくて、一度は根尖切除術または抜歯を覚悟したケースでも、半年・1年と待つうちに少しずつ収まってきて、最終的には治ったケースもあります。もちろん、ラバーダムを使用した精密根管治療での正しい治療法を行ったという前提が必要ですが、それであれば、慌てずに待つという選択肢も場合によっては大切だと思います。

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