大阪市の山下歯科。歯牙接触癖(TCH)について。

入れ歯とインプラントの比較

歯牙接触癖(TCH)

歯牙接触癖(TCH)について説明します。

歯牙接触癖(TCH)とは?

歯牙接触癖(TCH)とは、起きている間、歯と歯を接触させる癖のことです。癖なので、ご自身で気づかないうちに行っています。最近、特にパソコンやスマートフォンの画面などを集中して見ているときに発生しやすいと言われています。

歯ぎしりのように、強い力で噛むわけではありませんが、弱い力で長時間歯と歯を合わせることで、歯や歯の周りの組織に継続的に力のダメージを与えていることがわかっています。

歯牙接触癖(TCH)の原因

歯牙接触癖(TCH)の原因はわかっていません。例えば、小さい頃に「お口をチャック」と言われたときに、唇だけでなく歯も一緒に閉じてしまったりなど、ちょっとしたきっかけで癖として定着してしまっている可能性があると言われています。原因を除去することにより、歯牙接触癖(TCH)を減らすということは今のところ難しいです。

歯牙接触癖(TCH)の害

歯牙接触癖(TCH)により、弱い力であっても、歯やあごに継続的に力がかかります。その負担が積み重なって、以下のような病気になったり、症状が出ることがあります。症状は、歯ぎしりと似たようなものです。

ひどい場合、神経まで行ってしまったむし歯のような激しい痛みが出ることもあります。

  • 知覚過敏症(冷たいものや温かいものがしみる)
  • 歯髄炎
  • 歯が割れる。(歯冠破折・歯根破折)
  • 顎関節症
  • 歯根膜炎
  • 歯周病の進行を早める。
  • 顔面や頭の違和感や痛み。

歯牙接触癖(TCH)への対策

寝ているときの歯ぎしりと違い、歯牙接触癖(TCH)は起きているときに起こっていることなので、完全になくすことは難しくても、減らすことは可能です。

認知行動療法

殆どの方は歯牙接触癖(TCH)があることに気づいていません。まずは、歯牙接触癖(TCH)があることにご自身で気づいていただき、気づくことが出来れば、歯と歯を離すための練習を行うことが出来ます。

ページトップへ戻る

  1. 山下歯科
  2. 根管治療専門サイト
  3. 牙接触癖(TCH)