大阪市都島区の山下歯科。感染根管治療での根管の消毒について。

診療への思い

感染根管治療での根管の消毒

消毒による細菌の除去について説明いたします。

感染根管治療での根管の消毒

感染根管治療では、根管内に既に細菌が感染しており、細菌の毒素により根尖性歯周炎という病気が引き起こされます。他の病気と違う感染根管の問題は、根管内にはすでにご自身の細胞や血液が存在しないただの筒のような状態になっているため、細菌をご自身の免疫力でやっつけることが出来ないことです。もちろん、血液がないため、根管内にはお口から飲んだお薬も届きません。

根尖性歯周炎の治療で大切なのは、歯科医師の治療による徹底した根管内の細菌の除去です。

根管内の細菌の除去方法は、機械的清掃と消毒あります。このページでは、根管内の消毒について、詳しく説明していきます。

根管の消毒の考え方

根管の機械的清掃のページで説明した通り、まずは機械的に感染源を取り除くことが大事です。しかし、機械的に清掃するにも限界があります。根管は実は細かい枝分かれをしていたり、複雑な構造を取っています。太い根管は機械的清掃が可能でも、細かい枝分かれの部分まで中々きれいに出来ません。根管の機械的清掃をしっかり行った上で、残った細菌に対して薬剤による消毒を行っていくという考え方です。

根管の消毒の具体的な方法

当院では、以下のような様々な薬剤で根管の消毒を行っています。消毒薬はそれなりに刺激性があるため、ラバーダムを行っていない状態だと消毒薬がお口の中にこぼれてしまって危険です。しっかり消毒するためにも、ラバーダムは必須の処置なのです。

次亜塩素酸ナトリウム

次亜塩素酸ナトリウムとは、いわゆるキッチンハイターやミルトン、プールの消毒剤などの日用品にも使われる消毒薬の成分です。細菌を殺す効果が高く、その他の高水準消毒薬と比べると安全性も高いです。

EDTA

EDTAとは、無機質を溶解する薬剤です。機械的清掃を行ったときに出る根管内の削りカスには、沢山細菌が含まれていますが、削りカスを溶かして、細菌を消毒できるようにします。

超音波スケーラーによる活性化

消毒薬に超音波振動を与えると、効果が上がるという研究結果があります。当院では、根管内を傷つけないために根管洗浄専用の超音波器具で薬液の活性化を行っています。

根管貼薬

根管治療を途中で中断して、一旦仮詰めにしてご自宅に帰っていただく際には、根管内に消毒薬を入れて少しでも細菌が増殖しないようにします。これを根管貼薬と言います。当院では、水酸化ナトリウムという安全な消毒薬を使用しております。(近年の研究では、根管貼薬は必ずしも重要ではないというデータもあります。)

ホルマリン系薬剤の不使用

従来は、根管貼薬にはホルマリン系薬剤が一般的に使用されていました。現状でも、日本では約50%ほどの歯科医院で使用されていると言われています。しかし、ホルマリンによる刺激性・発がん性などの人体への強い毒性を考慮し、当院では一切使用しておりません。

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