かみ合わせと力の負担
歯に力がかかるタイミングと言えば、食事中や、歯ぎしり(ブラキシズム)・歯の接触癖(TCH)のくせが挙げられます。その歯に力が加わることについて、それぞれ歯の種類によって役割分担しています。歯の種類による力の負担の役割分担について、説明していきます。
かみ合わせとそれぞれの歯の負担の役割分担について説明します。
歯に力がかかるタイミングと言えば、食事中や、歯ぎしり(ブラキシズム)・歯の接触癖(TCH)のくせが挙げられます。その歯に力が加わることについて、それぞれ歯の種類によって役割分担しています。歯の種類による力の負担の役割分担について、説明していきます。
普通にカチカチと垂直に歯に力をかけたときの力の負担については、垂直(縦)の力を受けやすいように歯の断面の面積が広い方がよいということになります。奥歯の方が、直径が太く、垂直の力を受けやすいように、歯の根っこの直径が太くなっています。 逆に言えば、奥歯は根っこの長さがその分短くなっており、横揺れの力に弱いと言えます。
歯ぎしりは横揺れの力です。横の力を広い面積で受けようとすると、歯の根っこの長さが長い方がよいということになります。前歯は根っこが長く、歯ぎしりの力を受け流しやすい形になっています。特に犬歯(前から3番目の糸切り歯)は、最も根っこの長さが長い歯です。歯ぎしりしたときに、主に犬歯で当たるかみ合わせを専門的には犬歯誘導咬合といい、理想的なかみ合わえせの一つであると考えられています。
奥歯と前歯はそれぞれ役割分担しながら、歯の負担を出来るだけ受け流すように出来ています。この調和が上手くとれていないと、例えば歯ぎしりしたときに奥歯が強く当たるようなかみ合わせになってしまっていると、奥歯が痛くなりやすかったり、最悪、奥歯が割れてしまったりすることになります。
さらに発展的な話になります。上顎と下顎は顎関節という関節でつながっていますが、顎の関節の動きと歯の斜面の形が調和していることも大事です。例えば、顎関節の動きの角度より、斜面の角度がきつかったら、歯によって顎の動きが邪魔されてしまうことになります。歯の形によって、顎の動きがスムーズにいかない状態になってしまうと、そのことがストレスになってしまい、歯ぎしり(ブラキシズム)・歯の接触癖(TCH)の頻度が増えてしまったりして、歯にダメージを与えてしまう可能性があります。